ラブストーリーと子供の質問は突然に

お好み焼きの鶴橋風月にて。目の前でジュージューと音を立てて焼かれるお好み焼き。その前に出来上がっていた焼きそばを食べながら、隣に座る小さな娘に話しかける。「焼きそば美味しいね、フーフーしてね」と。いつものニッコニコの垂れ目で、「美味しいね」と言ってくれると思っていたら、娘の返事はこうでした。「なんでお母さんのお股には毛があるの?」と。時は止まり、鉄板の上で焼かれるお好み焼きの、ジュージューパチパチという音だけが響く。な、なぜ今なの…。そして何を見てその質問が思い浮かんだの…。お好み焼きにかかる、ゆらゆらと揺れる鰹節?それとも、どっさりと盛られたネギ…?答えを待つ娘に私なりの考えを伝えました。「大人の体になって赤ちゃんができるようになったら、毛がお股を守ってくれるんだよ」と。すると娘は満面の笑みで言いました。「おいしいね!」と。鉄板にずっこけて大火傷するとこでしたわ(汗)。よかった、この質問が騒がしいお店で。もしも静まり返ったバスの中だったら、あのお母さん脱毛してないんだよって噂を町内にばら撒かれる所だった。あれ?もしかして娘は、ある意味で場所をわきまえていたのかも?

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      私が書いています✍️

神奈川県出身。
夫と2人の子供と4人暮らし。
スペインに約1年間滞在した経験があり、ピソでの各国からの友人たちとの生活は、今思えばまるで映画の中のような世界でかけがえのない時間となった。しかしあの時必死で身につけたスペイン語はいつの間にか風に吹かれて消えていった。今となってはあの1年が壮大な妄想だったのではないかと思い始めている。信頼と語学力は努力を怠れば一瞬で消え行くのである。
40代に突入し身につけた特技と言えば、簡単に2キロ太れるというどうしようもないもののみ。
人生の一冊は『Jimmy』。もしも人生を悲観する日が来たら再び手に取ろうと決めている。

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